阿波学会研究紀要


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郷土研究発表会紀要第23号

牟岐町の植物相

博物同好会班 阿部近一・木内和美

1.牟岐町の環境のあらまし
 本町は、洋上に浮かぶ大島や、津島、出羽島と絶えず黒潮の影響を受ける長い海岸線をもち、標高883mの胴切山を始め、矢筈山や五剣山の連山を後に負うて、その地理的環境は極めて変化に富んでいる。
 地質は、主に砂岩と泥岩からなり、通水力はよいが、地表の乾燥度は高い。
 気温は、黒潮の影響を受け極めて温暖で、年平均気温は、C16度を越えており、海岸線の一部と離島では降霜、降雪を見ない所さえある。その上雨量は、年2千数百ミリ以上に達し、多雨地帯となっている。
 このように高温多湿に恵まれているので、全町の殆んどは、常緑広葉樹林でおおわれ、その中には、亜熱帯性植物も少なくない。

 

2.植物分布の概況
1 亜熱帯植物の分布限界線とその分布
 植物の地理的分布図を描いてみると、大部分はシイ、カシなどを中心とした暖温帯植物区にはいる。ところが、C16度線は亜熱帯植物の分布限界線といわれるだけに、この線を境にして、その外側の海岸地帯や大島、出羽島、津島などでは、アコウを始めシラタマカズラ、ハドノキ、リュウビンタイなど、亜熱帯植物の混生がめだってみられる。


2 暖温帯の常緑広葉樹林
 水落、古牟岐から内妻の海岸線は、荒波の浸蝕を受けた断崖が海に迫っている。こうした岩上では、クロマツやウバメガシが特異な景観をつくり、風致に富んでいる。
 ウバメガシは、元来、好塩性の植物ではないが耐乾燥性が強く、貧栄養にもよく耐えるので、他の植物が生育し難い所でも、好んでよく生育する傾向がある。従って四国の大平洋岸では、いたる所純林状を呈するとともに、トベラ、カクレミノ、ヒメユズリハ、タイミンタチバナなどと混成した樹林を形成することも少なくない。
 海辺の岩上や岩壁では、アゼトウナ、ハマボッス、ハマナデシコ、シオギク、キキョウラン、オニヤブソテツ、タマシダなどの草本が群生している、いわゆる磯浜海岸の植物群落を展開することが少なくない。
 小谷からはき出された土砂や砂州によつてできた古牟岐の小島の浜、亀ノ甲、内妻の浜などの海浜では、ハマゴウなどの小灌木をはじめ、ツルナ、ナツトウダイ、コウボウシバ、コウボウムギ、ハマダイコン、ハマエンドウ、ハマヒルガオ、ハマアザミ、ハマボウフウ、ハマウドなど砂浜性の植物群落がみられる。
 牟岐川の中央橋付近では、上流からはき出された推積物の土砂にツルヨシが叢生し、秋風に穂が揺れ、クツワムシの鳴く姿は林の風物詩となっている。その上流には、堤防内に添ってメダケ林が大群落をつくっている。こうした姿は、洪水の際など流水の停滞を来たす恐れもないではないが、堤防の保護上重要な役割を果たすものといえる。
 内陸の湿性地には、タブ、ヒメユズリハ、バクチノキ、タイミンタチバナ、ヤマビワ、カクレミノなどの常緑広葉樹林が発達しており、谷筋にはいると、カシ類、ヤブツバキが多く、メダケ林の発達もみられる。


 内陸の丘陵、山腹の乾燥地では、シイ、ヤマモモなどがよく繁茂し、アカガシ、シリブカガシ、ツクバネガシなど暖温帯の常緑広葉樹林がめだってみられる。
3 推移帯と中間温帯林
 喜来滝一帯から上部にかけては、岩礫と貧栄養地のうえ、南西の向陽地では乾燥度も高い。そのためスギ、ヒノキの植林に適さないためか、今猶雑木林が相当の面積を占めているのが特徴である。その組成は、
 高木層 コジイ、スダジイ、イスノキ、コバンモチ、ウラジロガシ、ヤマモモ、タブノキ.
 亜高木層 タイミンタチバナ、ヤブツバキ、ヤマビワ、ミミズバイ、ホソバタブ、カンザブロウノキ、サカキ、シリブカガシ、トキワガキ、ヤブニッケイ、シロダモ、アカガシ、ツクバネガシ、シキミ、クロバイ、ヤマモガシ、カラスサンショウ.
 低木層 シャシャンポ、ズイナ、ウンゼンツツジ、ヒメクロモジ、マツラニッケイ、ヤハズアジサイ、モチツツジ、ヒサカキ、シロバイ、アセビ、ネジキ、モッコク、カナメモチ、ルリミノキ、トベラ、オンツツジ、ヤブムラサキ、ネズミモチ、ミサオノキ.
 草木層 ミカエリソウ、キヨタキシダ、ヒロハイヌワラビ、キジノオシダ、オオキジノオシダ、ミヤコアオイ、トキワヤブハギ、アリドウシ、モエギスゲ、シュンラン、シハイスミレ、リュウキュウヤブラン.
 標高883mの胴切山の中腹から頂上へと標高を増すにつれて、落葉樹の数や種類が多くなってくる。しかしこの地域が南方に位することや、山の高度が低いこともあって、暖温帯種に加えるに、冷温帯種がわずかに混交する、いわゆる冷温帯ヘの推移帯の域を脱することはない。もう少し詳しく述ベると、シラキ、イヌツゲ、ヤブツバキ、シキミ、アカメガシワ、ホソバタブ、アカガシ、サカキ、リンボク、アラカシ、ウラジロガシ、ソヨゴ、ユズリハ、ネジキ、ウバメガシ、マルバアオダモなど暖地性樹種に加えるに、エンコウカエデ、エゴノキ、ネムノキ、イロハカエデ、コナラ、アカシデ、ツガ、イヌシデ、リョウブ、アワブキ、モミ、カナクギノキ、オオモミジ、サワフタギ、アオハダ、クマシデなどの落葉広葉樹を交えた仲間温帯林が各所にみられる。
 項上付近の谷筋には、立派なモミ林(周3.5m外)の発達した所があり、その中には周りが6.10〜7.65mに及ぶ天然のスギが数本あり、古い胴切山の自然の姿をうかがうに足るものがある。

 

3.大島の植物相
 大島は牟岐町から最短距離で約4kmの洋上にあり、周囲10数km、標高215.7mの無人島である。黒潮の影響を受け、温暖多雨なため亜熱帯植物も少なくない。
 島の中央を流れるあいの谷は、乾期といえども渇水をみることはない。島の殆んどは薪炭材として度々伐採され、ようやく20年余りの樹林を形成しているが、離島のため表層土が薄く、乾燥度が高い。そのため津島と共に人工林を全くみないので、県南の植生を知る上で貴重な存在といえる。その主な群落組成をみると
 高木層 スダジイ、コジイ、モチノキ、ヤマビワ、ヒメユズリハ.
 亜高木層 カクレミノ、トキワガキ、タイミンタチバナ、マルバアオダモ、ツゲモチ、クロバイ、カンザブロウノキ、オオバウマノスズクサ.
 低木層 サカキ、ジュズネノキ、ウンゼンツツジ、トベラ、マツラニッケイ、コバノミツバツツジ、ヤツデ.
 草本層 シラタマカズラ、ナガバノイタチシダ、キノクニスゲ、ハナミョウガ、イワガネソウ、ヒナノシャクジョウ.


 また北側海岸から南への峠筋にかけて、ヤマビワ林がよく発達しているのが特徴的である。
 岩上には、アコウの自生が各所にみられ、またタチバナ、ハドノキ、ヒロハコンロンカ、イソヤマアオキ、シラタマカズラの外ヤワラハチジョウシダ、オリズルシダ、クロムヨウラン、ボウラン、ウスギムヨウランなど、亜熱帯性植物の自生が各所にみられるのは、大島ならではの特徴といえる。


 切戸の岩礫地では、イワタイゲキ、ユウスゲなどの群落をみる外、その岩壁上には、低矮で多枝な偏向性の樹林が多く、絶えず洋上から吹き上げる潮風に対して、自然への適応の姿といえる。こうした岩山海岸ではウバメメガシやハマヒサカキ、マルバシャリンバイなど、乾燥と塩性に強い樹林がよく発達している。
 また小谷の渓側湿性地では、ヒトモトススキ、ミソハギなどの外、シオカゼテンツキ、ハンゲショウ、スズメノオゴケ、トラノハナヒゲなどが多い。また海岸の砂上には、ハマゴウの低木が大繁茂する外、ハマエンドウ、ハマナタマメ、シオギクなどの海浜性草本が少なくない。
 港の上部には、周り2.5〜3.4mに及ぶタブノキの自然林がわずかながら残されており、その林内には、トベラ、ヤブツバキ、イヌマキ、ハマヒサカキ、マサキなどが生え、草本層には、ツワブキ、イシカグマ、リュウキュウヤブラン、スズメノオゴケ、ナルコユリ、オニヤブソテツ、ヤマアイ、クサスギカズラ、ホタルブクロなどがみられる。

 

4.津島の植物相
 津島は大島と出羽島の中間にある小島で、中央が細く東西二つに分かれている。周囲は殆んど潮風の侵触を受け、絶壁となっているが、北面はややゆるやかな傾斜を保っている所もある。
 島内は、シイの優占する広葉樹林でおおわれ、岩壁には、アコウやシラタマカズラも少なくない。また林側には、オオムラサキやマサキなどが島内の防潮林の役目を果している。林内の落葉層には、ホンゴウソウ、ウエマツソウ、ヒナノシャクジョウなどの腐生植物が発生し、自然の姿をそのまま残しているので、昭和48年4月、暖地の代表的樹林として国の天然記念物に指定されている。その組成をみると、
 高木層 スダジイ、タブノキ、コバンモチ、ホルトノキ、ヒメユズリハ.
 亜高木層 カクレミノ、モチノキ、スダジイ、ヒメユズリハ.
 低木層 ホルトノキ、ヤブツバキ、スダジイ、モッコク、マンリョウ、トベラ、タイミンタチバナ、ヤブニッケイ.
 草本層 ヤブラン、トベラ、ツワブキ、ホソバカナワラビ、ツルコウジ、ジュズネノキ、カクレミノ、ヒロハテイショウソウ、ムサシアブミ、アオノクマタケラン、ヒゲスゲ、キノクニスゲ、ウラシマソウ.

 

5.出羽島の植物相
 出羽島は、早くから漁業を中心としてひらけ、一部を残し宅地、耕地化されている。
 島の南面の大池には、世界的に珍らしいシラタマモが自生しており、国の天然記念物に指定されている。大池に流れる谷筋にはダンチク、ヒトモトススキの叢生がめだち、常緑広葉樹の2次林も次第に復元しつつある。その林側の岩壁には、トべラ、ハマヒサカキの群落がある。林内にはリュウビンタイ、ツクシイワヘゴ、アオノクマタケラン、ハドノキ、ウスギムヨウランなどの姿もみられる。

 

6.牟岐町の植物分布について
 本町に自生するめぼしい植物について、全国的な分布から比較してみると、次の通りである。

 

7.牟岐町の特記すべき植物
1 Ficus wightiana Wall. アコウ
 水落の岩壁上には、みごとな大木があり、大島、津島、出羽局にも自生。県内小松鳥市、阿南市以南に分布するも稀。
2 Elaeocarpus japonicus Sieb. et Zucc. コバンモチ
 大島、津島、出羽島の外海岸線に多い。
3 Psychotria serpens Linn. シラタマカズラ
 附着根を出し、樹幹や岩上上にまつわる蔓植物。津島、大島、出羽島に多い。県内では、県南の島嶼のみに自生。
4 Mussaenda shikokiana Makino. ヒロハコンロンカ
 本町が県内唯一産地、大島に自生
5 Citrus tachibana C. Tanaka. タチバナ
 日本に自生する唯一のミカン科で、昭和26年7月大島で発見されたのが県内で初めて。水落にも自生確認。昭和49年県の天然記念物に指定される。
6 Ilex goshiensis Hayata. ツゲモチ
 大島に自生。県内では、阿南市、宍喰町に分布。
7 Cocculus laurifolius Dc. イソヤマアオキ
 九州、琉球、台湾からインド、マレーシアにかけて分布する亜熱帯植物で、県内では伊島に次いで大島に自生を確認。
8 Villebrunea pedunculata Shirai. ハドノキ
 南方系のイラクサ科の一種で、大島と出羽島に自生。


9 Podocarpus nagi Zoll. et Moritz. ナギ
 喜来の上流に周、0.91mに及ぶもの自生。昭和49年自生地として県天然記念物に指定。
10 Michelia compressa Sarg. オガタマノキ
 喜来に自生確認。日和佐町明丸の大群落は、県天然記念物に指定されている。珍蝶ミカドアゲハの食草として、その発生源となる。
11 Salix bakko Kimura. バッコヤナギ
 本町神子屋敷の上部、矢助峠に至る谷間に自生、北方系のもので分布上珍らしい。
12 Sapindus mukurossi Gaertn. ムクロジ
 本町八幡神社裏に多数自生。南方系の木本。
13 Hovenia dulcis Thunb. ケンポナシ
 温帯性の木本で、中村の山麓に自生し、分布上珍らしい。
14 Gardneria nutans Sieb. et Zucc. ホウライカズラ
 大島、喜来。県南に稀。暖地にはえる蔓性植物。
15 Alpinia intermedia Gagnep. アオノクマタケラン
 本町が県内唯一産地。津島に群落あり、出羽島にも自生。
16 Lecanorchis nigricans Honda. クロムヨウラン
 昭和51年7月28日大島で自生確認。轟の滝外稀。
 Lecanorchis kiusiana Tuyama. ウスギムヨウラン
 喜来、西又に自生。県内では宍喰町の外稀。
17 Eria reptans Makino. オサラン
 樹幹や岩面に着生する小形のランで、喜来、白木谷の岩面に着生。
18 Luisia teres Blume. ボウラン
 大島の樹幹、岩上に自生。県内鷲敷町外稀。
19 Gastrodia niponica Tuyama. ハルザキヤツシロラン
 喜来、灘に自生確認。腐生植物で、県内では阿南市以南の林内に稀。
20 Habenaria iyoensis Ohwi. イヨトンボ
 西又に自生。県内では神山町の外稀。
21 Platanthera mandarinorum Reichb. var mandarinorum. ハシナガヤマザギソウ
 ヤマサギソウの低地性で灘に自生。県内では宍喰町の外稀。
22 Calanthe aristulifera Reichb. fil. キリシマエビネ
 県内では、本町と日和佐町の一部に自生。南方系のエビネの一種で分布上貴重。
23 Amitostigma keiskei Schlechter. イワチドリ
 日本固有のラン科の一種で、西は徳島県、北は富山県、東は山梨県に分布する。県内では三好郡と本町のみに自生。稀。
24 Habenaria miersiana Champ. ダイサギソウ
 県内では、本町と宍喰町のみに自生。
25 Habenaria flagellifera Makino. ムカゴトンボ
 県内では、本町と他に一部、湿地の草地に自生するも稀。
26 Dendrobium tosaense Makino. キバナノセッコク
 喜来川の上流で発見されたのが県内で初めて。乱獲により絶滅。50年に宍喰町で確認され県内唯一産地となっている。
27 Liparis odorata Lindl. ササバラン
 50年、山側の草地に自生するを発見。本町が県内唯一産地。全国的にも分布少なく稀。
28 Hetaeria sikokiana Tuyama. ヒメノヤガラ
 51年、本調査にて胴切山頂上付近の林内で確認。菌根ランで、菌根が発達し毎年10〜20cm移動して生えるのが特徴。県内阿南市、木頭村の外稀。


29 Cephalanthera erecta Blume var. subaphylla Ohwi. ユウシュンラン
 橘、内妻に自生。県内稀。
30 Cymbidium nipponicum Makino. マヤラン
 橘、内妻に自生。林内に生える無葉多年生の腐生ラン。県内では海南町川上の外稀。
31 Sciaphila japonica Makino. ホンゴウソウ
 Sciaphila tosaensis Makino. ウエマツソウ
 津島、内妻、橘などの林内に自生。県内では上勝町以南に稀。
32 Curculigo orchioides Gaertn. キンバイザサ
 Hypoxis aurea Lour. コキンバイザサ
 共に灘の山側の草地に自生。地面よりほんのわずか花茎を出し黄色の花を開く。県内稀。


33 Monotropa hypopithys L. var. japonica Franch. et Savat. シャクジョウソウ

 奥谷、腐生植物で県内稀。

34 Wedelia chinensis Merr. クマノギク
 昭和17年北村博士は宍喰町のものを報告、50年古牟岐で自生を確認、南方系のキク科の一種。


35 Senecio scandens Hamilt. タイキンギク
 水落、灘などに自生。阿南市蒲生田以南に分布。
36 Heteropoppus hispidus Less. var. insularia Kitam. ソナレノギク
 本町では水落に自生。県内では鳴門市土佐泊以南の海岸線に分布。
37 Lysimachia sikokiana Miq. モロコシソウ
中村、水落に自生。県内では、上勝町、宍喰町の外稀。
38 Angioteris iygodiifolia Rosenst. リュウビンタイ
 高知県佐喜ケ浜が北限とされていたが、出羽島に自生。県内唯一産地。


39 Humata repens Diels. キクシノブ
 神子屋敷谷に自生。県内では宍喰町の外稀。
40 Plenasium banksiaefolium Pr. シロヤマゼンマイ
 ゼンマイの仲間の亜熱帯性のシダで、本町が県内唯一産地。
41 Sphenomeris biflora Tagawa. ハマホラシノブ
 大島、出羽島、津島に自生。県南海岸の日のよくあたる崖などに群生する。
42 Elaphoglossum tosaense Makino. ヒロハアツイタ
 樹幹や岩上に着生するシダで、牟岐川の上流に自生。県内では宍喰町、海南町に分布
43 Lastrea cystopteroides Copel. ヒメハシゴシダ
 本町では出羽島、古牟岐に自生。県内では、県南の海岸の一部に自生。
44 Asplenium prolongatum Hook. ヒノキシダ
 白木谷に自生。県内では海南町、宍喰町。
45 Cheiropleuria bicuspis Pr. スジヒトツバ
 神子屋敷谷に自生。県内では宍喰町、海部町に稀。
46 Microsorium buergerianum Ching ヌカボシクリハラン
 喜来に自生。県内で宍喰町の外稀。
47 Antrophyum obovatum Bak. タキミシダ
 白木谷。県南海南町外稀。


48 Polystichum lepidocaulon J. Sm. オリズルシダ
 大島に自生しているのが県内唯一産地。


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