阿波学会研究紀要


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郷土研究発表会紀要第29号

鷲敷町の植物相

博物班 木内和美・阿部近一

1 本町の自然環境
 鷲敷町は、本県の那賀川中流に位置して、周囲は山に囲まれている。西は、732.4mの竜王山を境として相生町と接し、北は、大龍寺山の峰筋によって、阿南市と分たれている。また、南・東は、標高300〜400mの連山によって境し、阿南市に囲まれている。


 那賀川は、その西寄りを南北に陀行し、東半分は、中山川が東西に流れて、これを南北に二分している。本町の集落は、那賀川の河岸段丘や、中山川の流域に集まり、農耕地は、これら山麓のゆるやかな傾斜地に発達している。
 隣接する相生町と阿南市の気象表によって、本町の気象状況を推察すると、年間平均気温は、14.8〜15.9℃の中間にあり、その降水量も、2000〜3000mmの中間地帯にある。
 以上の年平均気温と、年間降水量が示すように、本町の気候は、極めて温暖多雨の地帯に属するといえよう。従って、植物の生育は極めて良好である。現在北限植物として、県の天然記念物に指定されているボウランを始め、コウラボシ・カギカズラ・ホウライカズラなどの暖亜熱帯系植物の分布もみられて、暖地性植物が極めてよく繁茂する。

 

2 大龍寺付近の樹林
 大龍寺山は、四国霊場の21番の札所のある所で、古くから信仰を集め、寺をとりまく樹林は、やや自然のままよく保存されている。寺の所在地は、阿南市に属するが、西・南の斜面は鷲敷町内で、標高500mを越える頃から次第に自然度を増し、暖温帯林の巨樹も少なくない。暖温帯林で、今日、原生林などという樹林は、県内にはほとんど見受けられない。当山の樹林などは、よく自然の状態が残されたものということができる。
 大龍寺山頂付近のこうした自然林は、信仰の対象として保存されてきた。今後は、動植物などは、自然と人間との係わり合いにおいて、いつまでも保存してほしいものである。今仮に標高550m付近の樹林の組成を示すと、次の通りである。
高木層 アカガシ(極めて優勢・大なるもの周2.82m)・ウラジロガシ(周4.20m)・コジイ(周2.08m)・イスノキ(周2.52m)・アカシデ(周1.72m)・イタヤカエデ(周1.72m)・イロハカエデ(周1.62m)・アオハダ(周0.95m)・ヤマザクラ・ムギラン
亜高木層 タカノツメ・アカガシ・コジイ・ウラジロノキ・ヤブツバキ・カゴノキ・ツガ・シキミ・クロバイ・サカキ・ウラジロガシ
低木層 ヒサカキ・ウシコロシ・ズイナ・ガクウツギ・アセビ・ウンゼンツツジ・スノキ・ハイノキ・オンツツジ・コバノミツバツツジ・タカノツメ・ヤマシグレ・コガクウツギ・マルバウツギ・ムラサキシキブ
草本層 ヤブコウジ・テイショウソウ・イナモリソウ・キッコウハグマ・ミヤマノコギリシダ・キジノオシダ・ナンカイアオイ
 以上の組成を垂直分布の上から考察してみよう。標高が500m位から暖温帯の常緑広葉樹が次第に数を少なくし、それに代って冷温帯の落葉樹が出現するようになる。
 このように頂上付近では、暖温帯から冷温帯へと移行する中間温帯林が次第に見られる。しかし、隣りの阿南市を隔てて太平洋に接する本町では、やはり頂上付近まで、常緑広葉樹林がよく発達するのを特徴とする。従って、イタヤカエデ・ヤマシグレ・タカノツメ・アカシデ・アオハダ・イロハカエデ、などの落葉広葉樹を多く交えてはいたが、その数は常緑広葉樹に比べると、微々たるものであった。また、こうした比較的高い所では、アカガシ(周2.82m)が優占していたことは、常緑広葉樹の垂直分布を示す一特徴といわざるを得ない。

 

3 石炭岩地と植物相
 大龍寺山には、頂上近くで帯状に石炭岩の露岩をみる。所々断続しながら那賀川でいったん切れ、氷柱観音へと連っている。
 これ等石炭岩露岩は、そう広い面積を占めるものではない。従って、好石炭岩植物など、石炭岩地を特徴とする植物は、オニシバリやクモノスシダなどのほか、ことさらに認めることはできなかった。しかし、石炭岩地の植生として、他と異なる点について若干触れてみたいと思う。
 石炭岩地は、一般に推積土壌が浅い。乾燥と貧栄養におちいることが多いので、植物相は貧弱で、石炭岩の白岩はだを見せていることが多い。したがって、一般植物の侵入はむつかしい。それにも関わらず、石炭岩地以外の物の地域に分布するものの中で、よくこうした石炭岩地に侵入するものがあり、これを耐石炭岩植物という。
 大龍寺山の中腹にある石炭岩地に見事なカヤ林が発達するのは、その表徴といえる。また、同じ地域に、那賀川の河岸に広く分布するトサシモツケが遠く離れて登り、そこに生育するのも、こうした地域に適応する一つの生態的分布と考えられる。

 

4 小仁宇谷の湿地植物
 那賀川や中山川地域の水田は、直接用水によって水を引き入れることができるが、河床から高い所は、貧弱な谷水だけでは十分まかない切れないので、池に水を貯水して水田に利用することが少くない。
 小仁宇には、那賀川沿いの引上った所に、三延池がある。さらにその反対側には、泊地・新地など、広い面積をもつ池が3つあり、いづれも満々と水をたたえて、農業用水として利用されている。
 池は水深が深いこともあって、浮遊性や浮葉あるいは沈水性植物は、全く見られなかった。しかしその周辺には、いたる所に湿地がみられ、そこには湿原植物がよく発達する。まず、常時滞水する所では、ガマ類やカサスゲなど、挺水性の植物が生ずる。また、水深の深い所には、ヒツジグサやヒシのような浮葉性の水性植物が繁茂するが、ここではそれが見られない。ただ、小仁宇の三延池や、光盛庵の横にある旧溜池や、その上部にある新池の上層には、広大な湿地があって、そこには、ヒメガマやカサスゲ、クサヨシなどが群生する。
 また、それに隣接して、アカバナ・ミソハギ・セキショウ・サワヒドリ・ボントクタデ・トウシンソウ・ヌマダイコン・ホタルヰ・ミゾソバ・ヨシノアザミ・オオユウガギクなど、いわゆる湿地性の植物が入りまざって叢生する。
 ただ、この旧池の横には、アカメヤナギの樹林が、また、新池の上部にはヒメシダの群生をみるなど、特異な群落の発達がみられるのは、極めて珍らしい。
 のみならず、鷲敷町保養センター下部の湿地には、ヒメガマとコガマの群生地がある。徳バス那賀高校前停留所上部の池畔には、ヒトツバハギの群生地をみるのは、県内でも極めて珍しい分布といえる。

 

5 那賀川流域の河岸植物
 那賀川は、県下第2位の一級河川で、その急流と豊かな水量は、変化に富んだ岩場と共に、見事な景観を呈する。また、昭和50年10月には、第7回全日本カヌースラローム・ワールドウォーター選手権大会が開催されている程である。
 景勝鷲敷ラインの特徴は、流水によって侵蝕された両岸の、見事な岩盤の連続と、その奇岩怪石の間を流れる清らかな水流にある。その両岸には、メダケの群生をみるが、絶えず水流で洗われる岸壁には、ネコヤナギや、カワラハンノキ・キハギ・トサシモツケ・コツゲ・キシツツジなど、河岸性の小木本がいたる所に群生する。
 また、その岩壁には、本県に特産するナカガワノギクが着生する。晩秋には見事な花を咲かせ、その上、イワバノギク・ウナヅキギボウシ・オキナグサ・ウメバチソウ・シラン・アオヤギバナ・ナガバシャジン・ミギワトダシバなどが、四季折々の花を咲かせ、その渓側を飾る。

 

6 社寺に残る巨樹林
 本町は、大龍寺を中心として、多くの社寺がある。その境内には、みごとな樹林がみられる。なかには、古い植生を残すものも少くない。
1 蛭子神社
 境内には、樹齢数百年におよぶ大樹が、亭々とした年輪の厚さをほこり、人々の心を引きつけるものが少くない。


クス 町指定天然記念物、周7.50m(県下18位)
夫婦杉 右5.05m 及び6.00m、左6.57 及び11.30m(2本合着)
スギ 周8.41m(県下6位)及び5.38m 
ナギ 周3.10m(県下2位)
イヌマキ 周1.65m(県下9位)
イチョウ 周4.27m(県下19位)
タブ 周2.58m(県下14位)
 を始めとして、社殿の裏から右側にかけての組成は、
高木層 スギ(優占)・イヌマキ・タブ・クスノキ・イチョウ
亜高木層 シロダモ・ヤブツバキ・アカメガシワ・スダジイ・スギ・イヌマキ・カヤ
低木層 アオキ・コクサギ・スダジイ・ナギ・ゴキダケ
草本層 ヤブミョウガ・フユイチゴ・キチジョウソウ・ヤブソテツ・オオカナワラビ・アリドウシ・カラムシ・ビナンカズラ・イワガネゼンマイ・ホソバカナワラビ・カテンソウ・ヒカゲワラビ・ムサシアブミ・イノコヅチ、なおクスノキの巨樹には、フウラン・ボウランが着生する。
2 光盛庵


 小仁宇の池畔にある光盛庵の境内には、
スダジイ (周6.50m)
ゴヨウマツ(周1.9m、県下4位)
コウヤマキ(周1.33m、県下9位)
の外、アスナロ(周1.72m、県下4位)・クロガネモチ(周2.26m、県下7位)などの巨樹が池に写し出され、周囲の景観と調和してみごとである。
3 八坂神社
 町の中央に位置し、安定したコジイ林を形成している。
高木層 アラカシ(周3.70m、県下3位)・コジイ(周2.30m)
亜高木層 サカキ・コジイ・モチノキ・ソヨゴ・ヤブニッケイ・ヤブツバキ
低木層 イヌマキ・ルリミノキ・アセビ・センリョウ・シキミ・ヤツデ・コガクウツギ・オンツツジ・ネズミモチ・イズセンリョウ
草木層 フユイチゴ・ヒヨドリジョウゴ・シュンラン・ベニシダ・マムシグサ・ムサシアブミ・キジノオシダ・コウヤボウキ・キッコウハグマ・コタチツボスミレ
4 氷柱観音
 那賀川沿いにある氷柱観音は、石炭岩の洞窟のある所で、その大きな露岩が聳立する岩蔭にまつられている。
 観音堂正面の階段のある付近は、人工的に植えられた大きな杉(周3.2m)の木立に包まれるが、その裏山は、アラカシを中心とした暖温帯林がよく繁茂する。殊に石炭岩地とあって、こうした内陸には珍しいハマクサギ・ヒメユズリハ・タイミンタチバナ・カンコノキ・トベラ・クスドイゲなど、どちらかといえば、海岸地帯に多い常緑広葉樹や、また、イワツクバネウツギ・コショウノキなど、石灰岩地帯によく出現する、耐乾性の樹種や草本等も若千みられ、分布上珍らしい。
高木層 アラカシ・ウラジロガシ・モチノキ・ケヤキ(周1.80m)・イヌシデ
亜高木層 ヤブツバキ・カゴノキ・カヤ・ウラジロガシ・タブノキ・タイミンタチバナ・ヒメユヅリハ・ハマクサギ
低木草 クスドイゲ・マサキ・ネズミモチ・アリドウシ・コショウノキ・キハギ・ツクバネウツギ・ウシコロシ・ネジキ・カンコノキ・カナメモチ・アセビ・トベラ・オンツツジ・クチナシ・イワツクバネウツギ・ナンテン・イヌガヤ・ヤブニッケイ・コクサギ・バイカアマチャ
草木層 ホソバカナワラビ・ヤブレガサ・コウザキシダ・クリハラン・シャガ・ヤブミョウガ・オカメザサ・クマワラビ・ハコネシダ・ヒメカナワラビ・オニヤブソテツ・ナキリスゲ、シマカンギク
5 その他の巨樹老木
 イ 仁宇八幡神社
  スギ(周4.52m)・イヌマキ(周1.05m)・ムクノキ(周3.64m、県下15位)・ツブラジイ(周3.28m、県下5位)・アラカシ(周2.97m、県下4位)・イスノキ(周2.38m、県下4位)。
 ロ 大龍寺山鷲敷登山道
  モミ(周3.55m、県下6位)・カヤ(周2.10m、県下12位)・ツブラジイ(周2.08m)・アカガシ(周2.82m、県下7位)・ウラジロガシ(周4.20m、県下4位)・イスノキ(周2.52m、県下3位)・オオモミジ(周1.62m、県下9位)・アカシデ(周事1.72m、県下4位)。

 

7 本町の特異な植物
1 ナカガワノギク Chrysanthemum Yoshinaganthum Makino
 昭和10年(1935)12月5日、高知高校(旧制)の吉永虎馬氏によって、現相生町延野の那賀川渓側で発見され、牧野富太郎博士命名。昭和13年(1938)分類地理学雑誌7巻69p. で正式に発表されたものである。本県の那賀川中流の渓側に特産し、晩秋の11月に開花して極めて美しい。通常花は白色で、まれに花弁裏が淡紅色を帯びるウラベニ型や、葉の広・狭型(倍数体)が見受けられる。
2 ワジキギク Chrysanthemum cuneifolinm Kitamura
 昭和12年(1937)11月15日、吉永虎馬氏によって鷲敷町氷柱観音近くで発見。京都大学北村四郎博士命名。昭和13年(1938)分類地理学雑誌7巻68p. で発表。
 この周辺には、渓側にナカガワノギク、山麓にはシマカンギク(花黄色)が生育するが、その両種の自然雑種。葉はくさび形で細く、総苞外片は内片と同長で、花は白く、弁状花は細く、ナカガワノギクより繊細。那賀川筋のナカガワノギクとシマカンギクが渓側の上下で同生する付近には、各所に生育をみるが、極めて少い。
3 イワバノギク Aster ageratoides Tures. subsp. livearilanceo-latus Kitamura(M. S.)
 昭和39年(1964)10月1日、阿部近一先生が本町百合で発見し、北村博士が命名されたもの。イナカギクに似て、渓側性。葉は線状皮針形で三脈、サワシロギクに似るが、茎上方で分枝が多く、多花。花は白色で小形。県内では、山城町大歩危、西祖谷山村蔓橋、相生町川口などに分布して、本県に特産する。
4 ボウラン Luisia teres Blume
 本町蛭子神社のクスノキなどの樹幹に着生する着生ラン。葉が円柱状となるので、この名がある。暖亜熱性のもの。本町はその分布の北限に当るので、県の天然記念物に指定されている。かっては、この神社周辺のカキノキなどにも着生をみたが、今日では、この境内を含めていちじるしく減少している。一層その保護が望まれる。
5 コガマ群落 Typha orientalis Presl
 ガマ類には、ガマ・コガマ・ヒメガマの三種があり、県内には、ヒメガマが最も広く分布し、ガマについでコガマが最も少い。本町保養センター下部の湿地に群生するコガマとヒメガマ群落は、県内でも珍らしい分布といえる。
6 ヒトツバハギ Securin ega suffruticosa Rehd. var. japonica Hurusawa
 トウダイグサ科のヒトツバハギは、本州福島以南から、四国・九州に分布するが、県内には、分布が極めて少い。現在上那賀町犬が谷と本町小仁宇の池畔に、わずかに群生するに過ぎない。


7 珍らしい分布のシダ類 コウラボシ Lepisorus wchiyame H. Ito
 東海以南、四国・九州・奄美に至る暖亜熱帯の、どちらかといえば、海岸に近い岩壁に分布する。本町のような、内陸深く入り込むことは、稀な分布といえる。
 その外、ヒロハハナヤスリ・ミヤマノコギリシダ・エビガラシダ・コウザキシダ・イシカグマなどは、何れも分布的に珍しい。銅鉱採掘地帯に多く、カナヤマシダの別名をもつヘビノネゴザが、保護センター南側の山麓に群生するのも興味深い。

 

鷲敷町植物目録
 博物班 阿部近一・木村晴夫・高藤茂・木下覚・木内和美

 

シダ植物門
トクサ科―スギナ
ヒカゲノカズラ科―ヒカゲノカズラ、トウゲシバ
ハナワラビ科―オオハナワラビ
イワヒバ科―イワヒバ、カタヒバ
ハナヤスリ科―ヒロハハナヤスリ
ゼンマイ科―ゼンマイ
カニクサ科―カニクサ
コケシノブ科―ウチワゴゲ、コウヤコケシノブ、キヨスミコケシノブ
ウラジロ科―ウラジロ、コシダ
イノモトソウ科―オオバノイノモトソウ、イノモトソウ、ホラシノブ、ハコネシダ、オオバノハチジョウシダ、ワラビ、エビガラシダ
リシリシノブ科―タチシノブ
シノブ科―シノブ
キジノオシダ科―キジノオシダ、オオキジノオ
コバノイシカグマ科―イヌシダ、コバノイシカグマ、フモトシダ、イシカグマ
オシダ科―コハシゴシダ、イノデ、キタタキシダ、ヤマイヌワラビ、ヘビノネゴザ、ヤマヤブソテツ、ベニシダ、コバノカナワラビ、オニヤブソテツ、サイコクイノデ、ヤブソテツ、ミヤマノコギリシダ、ホシダ、ホソバカナゲジシダ、ヒカゲワラビ、ヒメカナワラビ、オオイタチシダ、サイコクベニシダ、トウゴクシダ、ホウノカワシダ、オオヒメワラビ、イブキシダ、ヒメシダ、ウラボシノコギリシダ、リョウメンシダ、シケシダ、ヒメワラビ、イヌガンソク、イノデモドキ、ヘラシダ、イワヘゴ
シシガシラ科―シシガシラ、コモチシダ
チャセンシダ科―トラノオシダ、ヌリトラノオ、コバノヒノキシダ、コウザキシダ
ウラボシ科―ミツデウラボシ、ノキシノブ、ヒトツバ、クリハラン、マメヅタ、ヤノネシダ、コウラボシ
イワガネゼンマイ科―イワガネゼンマイ
シシラン科―シシラン、イワヤナギシダ

種子植物門
単子葉植物網
オモダカ科―アギナシ、ウリカワ
トチカガミ科―ヤナギスブタ、セキショウモ
イネ科―カモジグサ、スズメノテッポウ、コブナグサ、トダシバ、カズノコグサ、キツネガヤ、ヤマカモジグサ、ヒメノガリヤス、ジュズダマ、メヒシバ、カリマタガヤ、イヌビエ、ニワホコリ、カゼクサ、チヂミザサ、スズメノヒエ、ツルヨシ、ミゾイチゴツナギ、アキノエノコログサ、エノコログザ、メカルガヤ、ススキメダケ、ヤダケ、オカメザサ、ササクサ、マダケ
ガマ科―コガマ、ヒメガマ
カヤツリグサ科―テギリスゲ、ナキリスゲ、カンスゲ、ヒメクグ、イヌクグ、タマガヤツリ、ヒナガヤツリ、カワラスガナ、コゴメガヤツリ、ハマスゲ、マツバイ、シカクイ、ヒデリコ、テンツキ、ヤマイ、ヒンジガヤツリ、ホタルイ、イワカンスゲ
サトイモ科―オオハンゲ、ムサシアブミ、マムシグサ、セキショウ
ホシクサ科―ホシクサ、クロホシクサ
ツユクサ科―イボクサ、ツユクサ、ヤブミョウガ
イグサ科―コウガイゼキショウ、イ
ビャクブ科―ナベワリ
ユリ科―ヤブラン、オニユリ、ウナヅキギボウシ、サルトリイバラ、キチジョウソウ、ジャノヒゲ、ヤマジノホトトギス、セトウチホトトギス
ヒガンバナ科―ヒガンバナ、キツネノカミソリ
ヤマノイモ科―ニガカシュウ、ヤマイモ、カエデドコロ、オニドコロ
アヤメ科―シャガ、ニワゼキショウ
ラン科―フウラン、ボウラン、ミヤマウズラ、ムギラン、ジガバチソウ、マメヅタラン、セッコク

被子植物亜門
双子葉植物綱
ドクダミ科―ドクダミ
コショウ科―フウトウカズラ
センリョウ科―センリョウ
ヤナギ科―アカメヤナギ、ネコヤナギ
ヤマモモ科―ヤマモモ
クルミ科―ノグルミ
カバノキ科―カワラハンノキ、アカシデ、イヌシデ、オオバヤシャブシ
ブナ科―アラカシ、ウラジロガシ、コナラ、クリ、ツクバネガシ、ツブラジイ、スダジイ、ウバメガシ、クヌギ
ニレ科―ケヤキ、エノキ、ムク
クワ科―コウゾ、イヌビワ、ホソバイヌビワ、イタビカズラ
イラクサ科―ヤブマオ、ナンバンカラムシ、メヤブマオ、ウワバミソウ、カテンソウ、サンショウソウ、カラムシ、コアカソ、アカソ
ウマノスズクサ科―ナンカイアオイ
タデ科―ギシギシ、スイバ、イヌタデ、イシミカワ、アキノウナギツカミ、オオイヌタデミゾソバ、ネバリタデ、イタドリ
ヒユ科―イノコヅチ、イヌビユ
ツルナ科―ザクロソウ
スベリヒユ科―スベリヒユ
ナデシコ科―サワハコベ、ミミナグサ、カワラナデシコ、ハコベ、ノミノフスマ
キンポウゲ科―ジキシカラマツ、オキナグサ、キツネノボタン、シュウメイギク、ヒメウゾ、アキカラマツ
アケビ科―アケビ、ミツバアケビ
メギ科―ナンテン、メギ
ツヅラフジ科―アオツヅラフジ
モリレン科―シキミ
クスノキ科―ヤブニツケイ、タブ、クロモジ、ヤマコウバシ、マツラニツケイ、カゴノキ、シロダモ、カナクギノキ
ケシ科―タケニグサ
アブラナ科―ナズナ、タネツケバナ、イヌガラシ、マメグンバイナズナ
ベンケイソウ科―マルバマンネングサ、マンネングサ
ユキノシタ科―イワガラミ、ヤハズアジサイ、ズイナ、コガクウツギ、バイカアマチャ、ヤブサンザシ、マルバウツギ、ユキノシタ
トベラ科―トベラ
マンサク科―イスノキ
バラ科―クサイチゴ、ヤマザクラ、トサシモツケフユイチゴ、ウラジロノキ、バライチゴ、クマイチゴ、ヤマブキ、ニガイチゴ、カマツカ、ナワシロイチゴ、オヘビイチゴ、カナメモチ、ヘビイチゴ、ビワ(自生)
マメ科―キハギ、ネムノキ、オオヌスビトハギ、ホドイモ、ミソナオシ、コマツナギ、ナツフジ、クズ、フジ、クサネム、ヤブマメ、タヌキマメ、ヒメクズ、ツルマメ、ヤハズソウ、メドハギ、ネコハギ、ミヤコグサ、クララ、シロツメクサ、スズメノエンドウ、カラスノエンドウ
フウロソウ科―ゲンノショウコ
カタバミ科―カタバミ
ミカン科―サンショウ、コクサギ、カラスザンショウ、マツカゼソウ、ミヤマシキミ、フユザンシュョウ
トウダイグサ科一アカメガシワ、ヒトツバハギ、コバンノキ、シラキ、カンコノキ、エノキグサ、コニシキソウ、ニシキソウ、コミカンソウ、ヒメユヅリハ
ウルシ科―ヌルデ、ヤマハゼ、ハゼノキ
モチノキ科―アオハダ、ソヨゴ、クロガネモチ、モチノキ
ニシキギ科―ツルマサキ、ニシキギ、マサキ、ツリバナ、コマユミ、ツルウメモドキ
ミツバウツギ科―ゴンズイ
カエデ科―エンコウカエデ、イロハカエデ、ウリハダカエデ、ウリカエデ、イタヤカエデ
クロウメモドキ科―ケンポナシ
ブドウ科―ツタ、ノブドウ
マタタビ科―サルナシ
ツバキ科―ヤブツバキ、サカキ、ヒサカキ
オトギリソウ科―キンシバイ、オトギリソウ
スミレ科―コスミレ、ナガバタチツボスミレ、シハイスミレ
イイギリ科―クスドイゲ
キブシ科―キブシ、ナンバンキブシ
ジンチョウゲ科―コショウノキ、キガンピ、オニシバリ
グミ科―ウラギンツルグミ(ツルグミ+ナワシログミ)、ナワシログミ、ツルグミ、アキグミ
ウリノキ科―ウリノキ
アカバナ科―ミズタマソウ、ウシタキソウ、チョウジタデ、アカバナ、オオマツヨイグサ
ウコギ科―コシアブラ、カクレミノ、タカノツメ、トチバニンジン、タラノキ、キズタ
セリ科―セントウソウ、ミツバ、セリ、チドメグサ、ヤブジラミ
ミズキ科―クマノミズキ、アオキ
リヨウブ科―リヨウブ
ツツジ科―モナツツジ、シロバナウンゼンツツジ、スノキ、ホンシャクナゲ、カクミスノキ、オンツツジ、キシツツジ
ヤブコウジ科―ツルコウジ、マンリョウ、センリョウ、イズセンリョウ
カキノキ科―カキノキ
ハイノキ科―ハイノキ、シロバイ、ミミズバイ
サクラソウ科―オカトラノオ、ヌマトラノオ、ミヤマタゴボウ、コナスビ
モクセイ科―ネズミモチ
リンドウ科―センブリ、リンドウ、アケボノソウ、ツルリンドウ
キョウチクトウ科―テイカカズラ
カガイモ科―オオカモメヅル、キジョラン
クマツヅラ科―ハマクサギ、ヤブムラサキ、クサギ
シソ科―アキノタムラソウ、ヒキオコシ、ヤマジオウ、ニガクサ
ナス科―イヌホウズキ、ヒヨドリジョウゴ
ゴマノハグサ科―オオイヌノフダリ、ムラサキサギゴケ、キクモ、アゼトウガシ
イワタバコ科―イワタバコ
キツネノマゴ科―ハグロソウ、キツネノマゴ
オオバコ科―オオバコ
アカネ科―アカネ、ヤイトバナ、アリドウシ、クチナシ、ヤマムグラ、イナモリソウ、ルリミノキ、ヘクソカズラ、ヤエムグラ、カギカズラ
スイカズラ科―ヤマシグレ、スイカズラ、ガマズミ、ニワトコ、ツクバネウツギ
オミナエシ科―オトコエシ、オミナエシ
ウリ科―アマチャヅル
キキョウ科―ナガバシャジン
キク科―ヨモギ、オオアレチノギク、センダングサ、キッコウハグマ、ムラサキニガナ、ナカガワノギク、ワシキギク、ヒメガンクビソウ、サジガンクビソウ、コウヤボウキ、アオヤナギバナ、ヤブレガサ、ヌマダイコン、ヨモギ、ノコンギク、シロメナ、イワバノギク、コセンダングサ、ヤブタバコ、トキンソウ、シマカンギク、リュウノウギク、ノアザミ、ベニバナボロギク、タカサブロウ、ヒメムカシヨモギ、ヒメジョオン、サワヒヨドリ、ヒヨドリバナ、ニガナ、アキノノゲシ、ヤクシソウ、フキ、コウゾリナ、シュウブンソウ、アキノキリンソウ、ノゲシ、ヤブレガサ、タンポポ、メナモミ、オニタビラコ。


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