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第74号(平成18年11月1日発行)

第74号PDF版

目次

「知って、備える南海大地震-資料展より-」
こどもの本コーナー
竹宮恵子氏 講演会のお知らせ
催しのお知らせ
                     

資料紹介「知って、備える南海大地震-資料展より-」    
                                     

 

昭和二一年(一九四六年)十二月二一日、昭和南海大地震とこの地震による津波によって、徳島県はもとより、四国、近畿地方は沿岸部を中心に甚大な被害に見舞われました。この昭和南海大地震からすでに六〇年が過ぎようとしています。

 さらに、過去にさかのぼれば、一八五四年の安政南海地震、一七〇七年の宝永地震、一六〇五年の慶長地震と、私たちの住む地を約九〇年から一五〇年の周期で大地震は繰り返し襲ってきているのです。

 今世紀前半にも次の南海地震、東南海地震が起こる確率は非常に高いと言われています。わたしたちは、過去の歴史的な地震を知り、これからの災害に対してどう備えていくかを学ぶ必要があると言えるでしょう。

 さて、当館が所蔵する地震に関する郷土資料のなかから何点かご紹介いたします。これらの資料は、今年八月二九日から当館一階展示ロビーにて開催しました『知って、備える南海大地震』

資料展で展示いたしました。写真は、その模様です。

『徳島の地震津波』―歴史資料から

猪井達雄/他著 徳島市立図書館 1982年発行

 「歴史資料から」という副タイトルにあるように、本書では過去の巨大地震、津波による被害について、古文書や各地に残る碑文などの記録をたどり解説を加えています。古文書で淡々と語られる文面を読み解くと、当時の恐怖がまざまざと甦ってきます。

 また、昭和南海大地震の体験者による体験談をまとめたものには次のような資料があります。

宿命の浅川港』海南町/編

1986年発行

『海が吠えた日』牟岐町教育委員会編1996年発行

『南海大地震 五十年の記憶と教訓』宍喰町/編1996年発行

『あの惨況を忘れない

徳島地方気象台/編2006年発行

 その他にも自治体あるいは語り継ぐ会等がまとめた体験談があります。どの資料にも六〇年を過ぎてもなお癒えることのない恐怖と悲しみが伝わってきます。

 また、県関係の行政資料、各自治体の防災マニュアル、防災マップ等防災関係資料を多数所蔵しております。ぜひこの機会にご一読いただき防災に対する意識を新たにしていただければ幸いです。

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 こどもの本コーナー   

閲覧室紹介 

こどもの本コーナー

    

 

  こどもの本コーナーには、児童書 約50,000冊をおいて、貸し出ししています。  

 

童話 Dから始まる請求記号の本は童話です。概ね、小学1年から2年を対象とした本です。D0~D9に分けてあり、0~9は、原作の言語をあらわしています。1が日本、2が中国・東洋、3がアメリカ・イギリス、4がドイツ、5がフランス、6がスペイン、7がイタリア、8がロシア、9がその他です。また、各国の童話を集めた童話全集は、D0になっています。

赤ちゃんえほん 0~2歳ぐらいまでの乳幼児向けの絵本です。

英語の本 英語で書かれた本です。絵本が主になっていますが、ハリーポッターの原書などもあります

その他の外国語の本 英語以外の外国語で書かれた本です。ハングル、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語の本があります。

紙芝居 一般に販売されている紙芝居が約1,000タイトルあります。また、紙芝居の棚の上では、毎月テーマを決めて本の展示をしています。

絵本 文章を書いた人の姓の50音順に絵本を並べています。なお、小さなサイズの本は、ESの棚にあります。

CD・カセット おはなしの朗読CD・カセットを中心に置いてあります。CDはケースのみを置いてありますので、聞きたいまたは借りたいCDのケースをカウンターまでお持ちください。なお、CDの貸出は、ひとり1枚に制限させてもらっています。

文庫 文庫本サイズの児童書、特にティーンズ向けの本があります。なお、文庫の請求記号は2桁の数字またはFになっています。

ヤングアダルト 中学生から高校生向けの本がここにあります。請求記号の前にYの記号がある本は、ヤングアダルトの本です。

児童資料室 児童文化に関する本、特に、子どもの読書、児童図書館や学校図書館についての本、児童図書関連の研究書など約4,000冊をおいています。また、請求記号ELで表される大型絵本もこの部屋にあります。このへやの本も貸し出ししています。  

おはなしのへや 毎月第2木曜日におはなし会をしています。絵本の読み聞かせや紙芝居、折り紙や工作などを一緒に楽しみましょう。

 

こどもの本コーナーの請求記号について

こどもの本コーナーの請求記号は、3桁の分類記号、2文字の図書記号と巻冊記号になっており、本は、請求記号順に並べています。

 

 

 

 分類記号・・・本の内容を3桁の数字で表しています。数字以外の記号をつ      けているものもあります。

童話→D、 絵本→E、 文庫本の日本の小説→F

  図書記号…文を書いた人の名字の最初2文字

    巻冊記号…全集やシリーズの何巻めかを数字で表しています。

 また、分類記号の前にYの別置記号があるものはヤングアダルトコーナーにあります。分類記号の後ろにLとついたものは大型の本を表し、それぞれの棚の最下段においています。

 

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 竹宮恵子氏 講演会のお知らせ

 

年明けの1月20日(土)、竹宮惠子先生を講師にお迎えし、文化の森二十一世紀館イベントホールで、県立図書館主催の文化講演会を開催いたします。

 竹宮先生は徳島市のご出身で、徳島大学在学中に本格デビューするまで本県で過ごされました。1970年代から80年代にかけて『風と木の詩』『地球へ・・』『イズァローン伝説』等の名作を発表し、第25回小学館漫画賞を受賞、SF・歴史・音楽・恋愛もの・コメディなど幅広く多彩なジャンルの作品を描き、多くの読者を魅了しています。

また、平成12年より京都精華大学教授に就任、学生を育てながら作品を発表されています。

『原画,(ダッシュ)』とは、コンピュータを駆使することで、原画と並べても見分けがつかないほど精巧に作られた複製原画です。保存や展示が可能で、竹宮先生が中心となり京都精華大学で研究・開発されました。

 講演会の開催に先立ち、12月12日(火)より、県立図書館1階展示ロビーで、代表作13点を展示いたしますので、原画,(ダッシュ)の美しい色合いをお楽しみください。当館所蔵の竹宮先生の著作も、併せてご紹介いたします。

      日時 平成19年1月20日(土)

     午後2時~3時30分(開場1時30分)

    場所 二十一世紀館1階 イベントホール

    演題 『原画,(ダッシュ)の研究と意義』

      定員 200名(申し込み先着順)

 12月1日(金)より受付を開始しますので、県立図書館の各カウンターへお申し込みください。

 電話・FAXでも、お受けします。

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 催しのお知らせ

○図書館を知ろう 資料検索初級講座

日時 1027()1110()1124()

     *各回同じ内容です

 各回とも午後1時~2時

場所 二十一世紀館3階 情報文化実習室

定員 15名     

受講料 無料

県立図書館の本の検索方法を1から手ほどきします。受講のお申し込みは、図書館カウンター、電話、FAXでどうぞ。

 

○クリスマスおはなし会

日時 12月9日()

   午前の部10時~  80名   

   午後の部14時~  80名 

場所 県立図書館3階 集会室1

対象 幼稚園児(4歳)以上小学3年生まで

  ◎入場は子どもさんのみ

 参加券が必要です。(1110日9時30分から、こどもの本コーナーカウンターまたは、電話にて申し込みを受け付けます。) 

 徳島文理大学「うたおは」部の皆さんが楽しい出し物を用意して待っています。

 

○三好市「旧東祖谷山村」総合学術調査発表会

日時 123() 午前11時より   

場所 東祖谷郷土文化保存伝習施設   

(住所 三好市東祖谷京上14番地3

入場無料・申込不要

徳島県立図書館は、県内の学術団体19学会で構成される阿波学会と共催で毎年県内の特定地域を対象に総合学術調査を行っています。今年は、三好市東祖谷(旧東祖谷山村)を対象に、地元ご協力の中、16学会18班によって調査が行われました。この調査の成果を発表会で披露いたします。

 

○特別整理期間のお知らせ

平成19129()から28()まで蔵書点検のため休館します。

 

    徳島県立図書館

    電話    088-668-3500

      FAX  088-668-6904

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